T字カミソリに毛抜き、脱毛サロン、除毛クリームなど、ムダ毛の悩みを解決するための方法はいくつもあります。
その中で、江戸時代からおこなわれていた方法が、「ムダ毛を火で焼く」脱毛です。
かなり原始的なムダ毛処理ですが、いまでも一定数おこなっている方がいるのも事実。
本記事では、ファイヤーシェービングの危険性や、ヒートカッターの利用方法について解説していきます。
ここで分かること
ファイヤーシェービングの脱毛方法は安全?
ファイヤーシェービングとはどんな脱毛方法なのか。
そもそも、ムダ毛に悩まされている方は、男女ともに数え切れないほどいます。
剃る度に摩擦で肌がヒリヒリする
そんな悩みからお金をかけずに解放されたい方が、おこなっている脱毛方法が「ファイヤーシェービング」です。
言い換えると、100円ライターなどでムダ毛を燃やして除毛する方法のコトをいいます。
当たり前ですが、ファイヤーシェービングは危険がもりだくさんです。
火を使ってムダ毛を焼き尽くしていくのですから…。
まずは、ファイヤーシェービングが如何に危ない行為かをカンタンに解説していきます。
お願いだから止めて!ムダ毛を焼いて処理するのは絶対にNG!
見出しからも分かりますが、ファイヤーシェービングは絶対にやめてください。
その理由は以下のとおりです。
ムダ毛が伸びているとはいえ肌に沿って生えているため、どうしても至近距離で火をあてる必要があります。
また、火がついたムダ毛は一瞬で消えるわけではありません。
短いとはいえ、燃えている時に多少の熱さは感じてしまうため、火傷のヒリヒリや水ぶくれになったという方は当たり前のようにいるのです。
ムダ毛を無くしてキレイな肌になりたいのに、火傷で肌に傷が残ってしまっては本末転倒。
安全に脱毛処理をするという理想から、あまりにもかけ離れた脱毛方法なのです。
これは、髪の毛や爪を構成しているケラチンというタンパク質に硫黄が含まれているのが原因。
温泉街などのニオイを髪の毛を燃やした時に感じるのは、硫黄を含んだ化学物質が発生しているからです。
火をムダ毛で処理をする、つまりファイヤーシェービングのメリットは以下の2つです。
- チクチク感を感じない
- タダでできる
たった2つのメリットしかないのに、上記のリスクを取る必要はありません。
最悪火傷になって病院代がかかってしまうかもしれないし、チクチクしたくないなら以下で紹介している「ヒートカッター」でムダ毛処理をすれば良いのです。
江戸時代は線香で脱毛?現代人は火でムダ毛処理をするな!
上記では100円ライターを例にあげましたが、江戸時代の頃から遊女はアンダーヘアのムダ毛を線香の火で処理していました。
この流れは今もあまり変わっていません。
アンダーヘアだけにライターを使う方は少なく、ファイヤーシェービングで脱毛するとしても線香でおこなう方が多いのです。
しかし、線香で陰毛を脱毛するのには以下のデメリットがあるためNGです。
それは、やはり線香の熱に肌が火傷を起こしてしまうのが原因です。
ほとんどの方がヒドイ火傷になることはないため、ヒリヒリしたり痒みを感じる程度ですが、デリケートゾーンだけに危険がたくさん。
粘膜周りが火傷をした時のコトを考えるとゾッとしますよね。
ライターとあまり違いがないので、線香をムダ毛に当てるとチリチリになってしまいます。
また、ライターよりも火が思い通りに使えると錯覚してしまうため、火傷になるリスクも高いのです。
ムダ毛を焼くなら「ヒートカッター」がおすすめ!
ムダ毛を火で焼きたいのなら、「ヒートカッター」がおすすめです。
初期投資として2,000円~程度という安い金額で、ファイヤーシェービングのメリットであるチクチク感のないムダ毛処理ができるようになります。
そもそもヒートカッターとは?
ヒートカッターとは、火(熱線)で毛を焼き切るカッターです。
すいません、そのまんまですが、こう説明する以外に思いつきませんでした。
有名な商品はいくつかあり、「ラヴィアVライントリマー(ラヴィア)」などが良い例ですね。
なので、気になる方はネットで探したほうが早いですよ。
ヒートカッターの使用方法をご紹介
ヒートカッターの使用方法はとてもカンタンです。
ほとんどの商品が同様の構造になっていて、先端はコーム型をしています。
そのコームの中に熱線があるので、肌に熱があたるコトがありません。
ボタンを押すと熱線が起動し、一定量のムダ毛を掴んでコームに通すと数秒でジュッ!と断ち切ってくれます。
上手くヒートカッターを使うには、一度にコームに通すムダ毛の量を増やし過ぎないコトです。
大体10本程度が一度にキレイに切れる本数だと覚えておきましょう。
自宅でムダ毛をセルフ脱毛するおすすめの方法は?
ファイヤーシェービング以外にも、ムダ毛をセルフ脱毛する方法はいくつかあります。
さすがに、T字カミソリや毛抜きでの脱毛方法を説明する必要ないと思うので、本記事では「除毛クリーム」と「ブラジリアンワックス」の2つをご紹介。
除毛クリーム
除毛クリームはタンパク質を分解することで、ムダ毛が溶けてなくなるという脱毛方法です。
洗い流すだけなので、毛抜やカミソリ、ましてやファイヤーシェービングのように、肌トラブルの心配もほとんどいりません。
敏感肌の方だけ要注意ですね。
はじめて利用する方はパッチテストをしてから使用してください。
また、除毛クリームには保湿成分や美肌成分が配合されている商品がほとんどです。
そのため、ムダ毛処理と同時に美肌効果も期待できるというメリットがあります。
ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスは身体全身のムダ毛処理に使用できる方法です。
ハチミツと砂糖が主な成分で、身体にワックスを塗った後にシートを貼って勢いよくベリッと剥がすことで、根こそぎムダ毛を脱毛できるというメリットがあります。
ぶっちゃけ痛みは慣れればそこまで痛くありません。
正しいやり方を覚えれば、痛みを抑えながらちゃんとムダ毛を処理するコトができます。
また、最大のメリットは脱毛効果が長いという点です。
T字カミソリやファイヤーシェービングは、肌にでているムダ毛を処理します。
そのため、脱毛効果は短く、大体1週間程度でふたたび自己処理をしなければいけないのです。
一方で、ブラジリアンワックスは根本からごっそりとムダ毛を処理します。
見えない所から抜いているため、ムダ毛が生えてくるまで2~3週間程度かかるのです。
ブラジリアンワックスはムダ毛処理の回数を減らしたい方にも、おすすめの脱毛方式だといえます。
良くある勘違い?ムダ毛を火で焼くQ&A
ライターや線香でムダ毛を焼くと脱毛効果もありますか?
脱毛効果はありません。
そのため、肌トラブルや火傷による痛みなどのリスクはあるのに、週1程度で毎回おこなわなければいけません。
慣れれば大丈夫という方もいるかもしれませんが、数千円のヒートカッターで同様の効果が得られるだけに、やはりそちらのほうがオススメです。
自宅で永久脱毛効果のある脱毛方法はありませんか?
ありません。
自宅でできるのは一時的な効果のみ。
もし、本格的に脱毛をおこないたいのなら、医療脱毛クリニックを検討するコトをオススメします。
アンダーヘアの長さはどのくらいが良いの?
ビジュアル的には、Vラインは2mm程度、IOラインは5mm程度がおすすめです。
ムダ毛は燃やさずに安全で正しい処理をしよう
ファイヤーシェービングはいまでも一定数の方がおこなっている脱毛方式です。
しかし、本記事では以下の理由からライターや線香を使用しての脱毛はおすすめしていません。
- 火傷(ヒリヒリ&水ぶくれ)
- ニオイがきつい
- チリチリになってしまう
やはり、火でムダ毛を脱毛するのは、安全性にあまりにも欠けた脱毛方式です。
チクチクしたくないという方は、安全性が保証された“ヒートカッター”を試してみてはいかがでしょうか。
火で切り落としているので、毛先はまるまりチクチクとした不快な感覚をおさえるコトができます。
また、直接肌に刃をあてるコトもないため、肌への負担も0です。
敏感肌の方や肌のチクチクがイヤだという方は、是非ヒートカッターを試してみてください。